さて、インターネットで物件をいろいろ検索してみて、東京のアパート・マンションのイメージがつかめたでしょうか?
インターネットで見つけて、そこからメールや電話などで問い合わせをして、その後、その広告を掲載している不動産屋さんに出向く…、とサイト上では案内されているかもしれません。
この方法が間違いとはいいませんが、いちばんいいのは住みたい沿線やタウンの近所の不動産に行くことです。
理由は…、その土地の物件を豊富に扱っているから、ではありません。
少し話はずれますが、最近では(といってもインターネットなどが普及するかなり以前から)、東京の賃貸物件のほとんどはすべての不動産屋さんで共有するシステムができあがっているのです。
つまり、どこの不動産屋さんへ行っても、紹介してくれる物件はほぼ同じということです。
ネットで下北沢にいい物件を見つけたら、わざわざ下北沢に行かなくても、新宿や渋谷の大きな不動産屋さんに行って、この物件を紹介して欲しいといえば探し出してくれます。
ではなぜ、近くの不動産屋さんか?
それは、ひとつは周辺の土地勘があること、もうひとつはその物件まで案内してくれることが多いことです。
もちろん、自分の住みたい地区なのですから、そのタウンのことを知っておくことにもなりますね。
■といってもどの駅でもいいわけではない
たとえば、早稲田大学に通うのであれば、西武新宿線が便利でリーズナブルです。
インターネットで事前に調べて、距離もそこそこ近い「上井草駅」に住みたいなと思った場合、上井草駅に行けばいいでしょうか?
これは、微妙です。
私鉄線の場合、小さい駅だと駅周辺に店舗などがあまりなく、不動産屋さんもない場合があるからです。
私鉄沿線で物件探しをする場合は、急行などの優等列車が停まる駅の不動産屋さんを訪れるのがベターです。
上井草駅の場合、前後の急行停車駅・上石神井駅か鷺ノ宮駅となります。
ただし、急行が止まらない場合でも、たとえば西武池袋線の江古田駅のように大学が周囲にある場合は、駅も賑やかですし、不動産屋さんなども多くあります。
なお、JR線の場合、多くの駅が商店街などをもつ大型駅なので、住みたい街の近くの駅を訪れるといいでしょう。
さて、次は駅に着いたあとのことをお話ししましょう。