不動産屋さんに入ったら、どんなところに住みたいか希望を聞かれると思います。
おもな事項は次のとおりです。
- 上限家賃
- 間取り
- 最寄り駅
- 駅からの距離
- その他諸条件
以上のことは、決めておきましょう。
それぞれ、以前ご案内したことと重複するところもありますが説明していきます。
□上限家賃
お金をたくさん出せばいい条件のところに住めるのは当たり前ですね。
しかし、学生さんや新社会人では仕送りや給与の額によって月々出せる金額も違ってきます。
一般的に家賃は月の総収入(給料の場合は手取額になります)の3分の1以下におさめるといいといわれています。
仕送りが15万円なら5万円、給料の手取りが20万円なら6万5千円ぐらいを上限としましょう。
学生の場合はアルバイトなどで月の収入が「仕送り+アルバイト」となるのでもう少し家賃の上限を上げておいてもいいかもしれません。
□間取り
学生さんや新社会人の場合は、ワンルームや1K、1DKといった間取りが一般的でしょう。
ただし、都心から離れた地域や駅から離れている…などの場合は、もっと広い間取り、2K以上でも上限金額で借りられることがあります。
□最寄り駅
このサイトでは住みたい地区周辺の不動産屋さんを訪れることをオススメしていますので、不動産屋さんがある駅とその近辺の物件を紹介してもらうことになります。
□駅からの距離
東京の場合、鉄道網が発達しているので、駅から徒歩20分以上の物件はあまりないものです。
だいたい、10分以内を希望しておきましょう。
不動産広告では「徒歩1分=80メートル」となっています。
これは、坂道などでも同じですので、場合によっては表示より長くかかる場合があります。
ただ、最近はわりと良心的になっていることが多く、ほぼ表示の分数以内で到着できます。
こちらは紹介されて、内見(物件を実際に見ること)のときに確かめましょう。
□その他諸条件
これは建物の向きやガスや電気などの設備、トイレとフロが別々か、洗濯機置き場があるか…などです。
これだけは!というオススメの諸条件は
- 日当たり良好(南向きでも日当たりが悪い場合があるので注意)
- 室内洗濯機置き場
- 給湯(ひねればお湯が出るタイプ)
- エアコンあり
これらの条件が満たされているかいないかで、快適さが大幅に違います。
「日当たり良好」は、『どうせ、日中は家にいないし…』と考えることもあるでしょうが、日が当たらないと家の中がじめじめし、健康にもよくありません。
同じ建物内でも日当たりがいい部屋と悪い部屋があり、いい部屋のほうが数千円高い場合ことが普通です。
しかし、できればこちらを選びましょう。
「室内洗濯機置き場」は、冬の寒い時期に外に洗濯機を置くと、それだけで洗濯がおっくうになます。
ただでさえ洗濯は面倒なのですから、できるだけ精神的にも肉体的にも負担を軽くするのが大切です。
「給湯」は6.物件の探し方(2)インターネットで探してみよう-その2でも書いたとおりです。
このページではその他の諸条件についてほかにも解説していますので、ご覧ください。
これらのことを事前に決めておきましょう。
次のページでは、実際にどのように紹介してくれるかを見てみましょう。