02.おおよそのタウンの位置を覚えよう!


yamanotesen東京が初めてという方には、東京がどんな風になっているか見当もつかないでしょう。
そこで、まず東京の大動脈である山手線(やまのてせん)の駅を覚えること。
渋谷、新宿…などおおよその位置をチェックしておきましょう。

また、東京ではスポットの場所などは最寄りの駅で説明することが多く、たとえば夜の繁華街で有名な歌舞伎町は、「新宿駅の東口側」と案内されます。
東京では駅名は重要なランドマークなのです。
東京では建造物の位置などを「東西南北」で表すことはことはあまりありません(駅の東口などの名称の場合もありますが、方角というよりもむしろ名称として使っています)。
前述の歌舞伎町の例もそうですが、たとえば、皇居の場所を説明するのに「東京駅の西側」とはあまりいわず、「東京駅の丸の内口側」とか「東京駅の山手線の内側」などといいます。

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山手線の主要駅。とりあえず、これだけは覚えておこう!

山手線の主要駅は右図のようになっています。
東京駅や秋葉原駅は東側、渋谷や新宿など若者の多く集まる街は西側にあります。

さて、ここで…てか、六本木はどこ?と思う方もいらっしゃるでしょう。
六本木は山手線の駅ではなく、山手線内のタウンです。
渋谷からだいたい東に向かったあたりにあります。
当サイトでは、東京の街を2種類の形態に分けて説明します。
それは、新宿、渋谷などターミナル駅を中心に発展した街→「ターミナルタウン」と呼びます。
もうひとつは、六本木、代官山、自由が丘など駅はそれほど大きくないものの、注目されている街→「スポットタウン」と呼びます。

スポットタウンは渋谷などのターミナルタウンからどのように移動するかも重要ですので、図のターミナルタウンの位置を覚えましょう!

 

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山手線には全29駅がありますが(2014年時点)、そのすべてを覚える必要はないでしょう。
上の図にある主要な駅の位置関係と左の図にある駅がだいたいどの辺にあるかを覚えておけばOK!
そんなに一気に覚えなくても大丈夫。
たとえば山手線の巣鴨駅がわからなくても、池袋から上野方面に2駅目なんて教えてくれます。

山手線(Wiki)

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電車は左側通行なので、時計回りが外回りとなる

ここでひとつどうしても覚えておきたいことがあります。
それは山手線の「外回り」「内回り」
山手線は環状線なので、普通の鉄道のように「上り」「下り」とはいいません。
たとえば渋谷から新宿に行く短い方(渋谷から北に向かう山手線。渋谷→原宿→代々木→新宿の順に停車)は、山手線の外回りといいます。
なぜ外回りか?
それは電車は一般的に左側通行であるため、右回りは線路の外側、左回りは線路の内側を走行することになるからです。
右回りといっても伝わりますが、外回りというのが普通です。
駅や車内放送でもこの表現をしますので、少しずつ慣れてくださいね。

さて、さきほどの六本木ですが、ここには一般的に地下鉄で移動することになります(六本木は東京メトロの日比谷線と都営地下鉄の大江戸線の駅があります。ただ、両線ともややターミナルタウンからは不便なので、渋谷からバスやタクシーという方法も使われます)。

そうなんです! 山手線の内側の移動は「地下鉄」ということです。
ただ、東京と新宿を結ぶJR中央線もありますので、適宜使い分けて移動しています。

山手線内については次ページでご案内します。