それぞれのターミナル駅から山手線の外部に延びる路線の特徴についてみてみましょう。
このページでは日本一のビッグターミナル・新宿駅から延びる路線についてご案内します。
他のターミナルについては下記のリンクからご利用ください。
■秋葉原駅 ■日暮里駅 ■西日暮里駅
■池袋駅 ■高田馬場駅 ■渋谷駅 ■品川駅
ギネスブックにも認定されている、世界一の乗降客数のある新宿駅には、数多くの路線が乗り入れています。JR線だけでも、山手線、埼京線、湘南新宿ライン、中央線快速、中央線各停、そして、山梨方面への玄関口として、中央本線の駅としても機能しています。
新宿駅(Wiki)
ここでは、新宿駅から山手線の外側に向かう路線のうち、JR中央線、小田急線、京王線についてご案内します。各線とも、東京で暮らす路線として人気のあるものです。
[中央線快速・各停]
新宿からの中央線は三鷹駅まで複々線です。
といっても、中野以降は快速線に特別快速などの優等列車があるものの、中野・三鷹間は快速線も各停線もすべての駅に停車します(土休日は高円寺、阿佐ヶ谷、西荻窪に快速電車は停車しません)。
したがって、中央線快速の止まらない中野までの駅、大久保と東中野以外では快速線を使うのが一般的です。
中央線は利便性も高く、各駅とも比較的駅が大きくショッピングなどにも便利であるため、たくさんの人が住んでいます。
そのため、朝晩の電車はすでに飽和状態で、混雑のために数分から十数分の遅れは日常茶飯事です。また、人身事故も多く、三鷹以降から中央線を利用する人は朝の通勤時、早めに出るのが日課となっていることも多いようです。
中央線快速(Wiki)

住みたい街人気ナンバーワンの吉祥寺も中央線沿線
三鷹までの各駅停車は比較的すいているので、余裕があるとき、または三鷹・中野間から山手線内の各駅停車しか停まらない駅(代々木駅、千駄ヶ谷駅、信濃町駅、市ヶ谷駅、飯田橋駅、水道橋駅)を利用するときは、各停を利用するほうが賢い選択といえるかもしれません。
中央・総武緩行線(Wiki)=中央線各駅停車
この沿線は、学生をはじめとした若者やファミリー層に人気です。とくに、中野・三鷹間は駅前の商店街なども充実しており、また、それぞれの駅に特徴があります。
[京王線(京王新線)]
新宿から、八王子、高尾山方面に延びているのが京王線(京王新線)です。
京王線は、新宿・笹塚間が複々線となっていて、京王線と京王新線があります。新宿駅での乗り場はまったく違う場所にあるので注意が必要です。
また、新宿・笹塚間の駅である初台駅と笹塚駅は、新線でしか行くことができません。
使い分けとしては、初台駅・笹塚駅に行くときはもちろん新線ですが、そのほかは京王線を使うのが普通です。
ただし、新線は都営地下鉄新宿線に乗り入れていますので、新宿線を使う場合は笹塚から新線に、また都営新宿線から京王線を利用する場合は新宿で乗り換えることなく京王新線を使います。
都営大江戸線の乗り換えも新線のほうが便利なので、こちらとの乗り換え時にも、新線を使うといいでしょう。
電車・駅のご案内(京王)
京王新線と京王線って違うものですか?-Yahoo!知恵袋

高尾山は、京王線で行ける
京王線は特急電車(特急料金不要)など速達電車が多く走っているので、少し遠い感じのする調布市にある調布駅でも20分以内に到着することができます。23区外(東京都下といいます)は家賃も若干安くなっています。
ワンルームやファミリー層向けの物件も多く、人気の路線です。明大前などの学生の街や八王子の大学タウン、東京競馬場への支線、また、高尾山などもあり、楽しめる路線でもあります。
[小田急線]
小田急線は、新宿から人気のスポット・下北沢を通り、東京都下の町田を経由して神奈川県の小田原に至る長大な路線です。特急・ロマンスカーに乗れば、新宿から温泉地の箱根湯本まで行くことができます。
また、江ノ島線にも同じくロマンスカーが走っていて、江ノ島海岸まで特急電車で行けるのも魅力です。
路線図・各駅のご案内(小田急)
特急ロマンスカー
小田急線沿線には、人気の下北沢や高級住宅街の成城(せいじょう)、経堂(きょうどう)などがあります。
ぶらり下北沢

沿線には海水浴客やサーファーなどに人気の江ノ島海岸もある
他の路線同様、ファミリー向けの物件からワンルームまで多彩にそろっていますが、人気の路線のため家賃の設定は高めになっています。
とくに急行停車駅は利便性も高いため、家賃は高い傾向にあります。若干不便になりますが、急行や準急が停車しない駅が狙い目となります。
ちなみに、利便性という面では、新宿方面に向かう場合、急行停車駅の1つ新宿よりの駅よりも1つ新宿から離れたほうが乗り換えなどに便利な場合が多いようです。
ABとも家賃は急行停車駅よりもリーズナブルに設定されていることが多いので、検討してみるのもいいかもしれません。
つづいて、渋谷・品川ターミナルからの路線をご案内します。